気分を変える部屋の模様替え、失敗しないポイント3つ



季節の変わり目、ライフステージの変化、
そして「気分を変えたい」
こういったときに、部屋の模様替えを考えることがあるかと思います。

ただし、家具やソファを動かしたり、収納のレイアウトを変えたりするときは、慎重に計画してしないと後悔することになりかねません。

なぜなら、動線が変わることで部屋の使い勝手や、安全性が大きく変わるからです。
そこで、今回は部屋の模様替えで失敗しないポイントを3つ解説します。

ポイント1:収納用品は先に購入しない

部屋の模様替えで、ある程度イメージが決まったら
「さあ、どんな収納用品を買おうか」
と、ワクワクしてしまいます。

ここに収まる衣装ケースを買って、これらの服を入れてなんて考えながらニトリに直行。
なんてことはしてはダメなんです。

一呼吸おきましょう。

なぜなら、そうすると購入した衣装ケースに合わせて整理を考えなくてはならなくなるからです。
そして、最悪この衣装ケースがゴミになります。

これ、けっこうあるんですよ!

部屋を整理するには、順序があります。
必要なモノ・不要なモノを分ける → 機能・使用頻度・シーズンなどで分類する →
それぞれの適正量を決める → 動線を考えて定位置を決める


ここまでできて、いよいよ収納用品の選択なんです。

ポイント2:適正量を決める

実は、ここが一番難しくて、一番大事な部分です。
決め方はいくつかあるのですが、分かりやすいのが次の2つ。

  • 使用する量から決める
  • 収納可能なスペースから決める

順番に解説します。

使用する量から決める

一番シンプルな決め方です。
例えば、4人家族で毎日一人一枚バスタオルを使うとします。
で、毎日洗濯するのなら、4枚が必要数です。

しかし、雨で乾かなかったら、あるいは何かの事情で洗濯ができなかったらと考えて予備を4枚持っておく。
となったら、この家族のバスタオルの適正量は8枚ということになります。

適正量は、それぞれの家族の事情や考え方で変わってきます。
ご自身で判断基準を作りましょう。
要するに適正量の決め方よりも、決めた適正量を意識して増やさないことが重要です。

収納可能なスペースから決める

どれだけ増やそうとしても、収納スペース以上は収納できません。
なので、収納スペースから考えるのは現実的です。

さらに、あえて収納スペースを限定してこれ以上増やさないという戦略もあります。
そして大事なことは、モノが収まらないから収納スペースを安易に増やそうとは考えないことです。

どうしても必要なら、収まらなかった分がちょうど収まるだけの収納スペースを増やしょう。

ポイント3:動線を考えて、定位置を決める

最後に定位置を決めます。
このとき動線を考えていないと、使い勝手が悪くなり、せっかく整理したのにすぐ乱れてしまうということになります。

作業動線を考える

その部屋でする行動を考えて、いかにムダな動きをなくすか。
何かするたびに隣の部屋に行かなければならないとか、一緒に使うものが別々のところに収納されていると不便ですよね。

不便を感じる収納は、長続きしません。

使用頻度と収納場所の高さを考える

動線という考え方でもう一つ、収納する高さがあります。
頻度の高いものが、最も取りやすい位置にあることが理想です。

高さのいいポジション順は、
中段 → 下段 → 上段になります。

毎日使うような頻度の高いモノは中段、シーズン物など普段使わないモノは上段に置くのが基本です。
ただし、重量の重いモノや背の高いモノは下段に置く方が能率的です。
さらに、子供が使うモノ、大人が使うモノでも置く場所を使い分けるとよいでしょう。

このような動線を考えて定位置を決めることは、快適な生活と整理を習慣化する上で欠かせません。


次の記事も参考にしてください。

まとめ

部屋の模様替え、失敗しないポイントについて

  • 収納用品は先に購入しない
    適正数量と定位置が決まってから購入する
  • 適正量を決める
    使用量から、または収納スペースから適正量を決める
  • 動線を考えて、定位置を決める
    動きにムダがないように、収納の場所や高さを決める

の3つを解説しました。

模様替えは、順序を間違えると大変なことになる場合があります。
効率的に部屋を整理するには、適切な手順で行いましょう。

では、また