「部屋が片付かない」
「何とかしなければ」
と、もしあなたが考えているのなら、
まず、どういう生活をしたいのか方向性を決めましょう。
今回は、じゃあどういう「方向」を考えればいいのか?
についてのお話です。
片付けのタイプを大きく分けると、次の3つです。
- ミニマリストタイプ
- 収納上手タイプ
- 片付け苦手タイプ
順番に解説します。
目次
ミニマリストタイプ
ミニマリストタイプの説明の前に、整理収納の考え方で「整理の基本領域図」というのがあります。
これは、人とモノとのかかわりを4つのタイプに分けたものです。
どの領域が広いかで、その人のモノとの付き合い方が分かります。
- アクティブ領域
人とモノの関係がとても活発で、常に使っているものに囲まれている領域 - スタンバイ領域
モノは多いが、いつでもすぐに取り出せるように整理されている領域 - プロパティ領域
所有しているだけの状態で、どこに何があるか把握できない領域 - スクラップ領域
必要でなく、廃棄を待つのみの領域
図にすると↓

で、このアクティブ領域が圧倒的に広い人がミニマリストタイプ。
要するに、常に必要なモノだけを所有する人で、もはや収納すら必要としません。
ミニマリストは、無駄のないシンプルな生活で場所に縛られない自由な生活を目指している人が多いです。
片付けというより、ライフスタイルや思想的な意味合いもあります。
ここでは、とにかくモノを減らし、効率的に片付けができるタイプとします。
片付けということでは、最も効率がいいですね。
収納上手タイプ
収納上手タイプは「整理の基本領域図」で言うと、圧倒的にスタンバイ領域が広いタイプ。
とにかく収納テクニックが半端ない。
どれだけモノがあっても、いつでもすぐ必要なものが取り出せます。
片付けの天才、お片付け番組でよく登場する人たちですね。
食器棚やクローゼットがきれいに収納されているのを見ると、憧れてしまうんじゃないでしょうか。
このタイプの人が、一番片付けの参考になります。
ただモノが多くなりがちな場合もあるので、ズボラな人は向かないでしょう。
理想は、モノがある程度少なくて能率的に収納されている状態ですよね。
片付け苦手タイプ
片付け苦手タイプは、プロパティ領域が広いタイプの人です。
片付けが苦手で、何かするたびにモノを探さないといけない。
非効率な生活を送っています。
プロパティ領域が広ければ広いほど、生活としてはマズいです。
で、実はいちばん多いのがこのタイプの人。
ですから、テレビのお片付け番組が成り立つんですね。
さらに、スクラップ領域が広い人は「汚部屋」とか「ゴミ屋敷」のレベルで、この状態は避けなければなりません。
自分の理想のタイプ
3つのタイプを紹介しましたが、目指すのは「ミニマリストタイプ」か「収納上手タイプ」
ですが、もっと細かく考えると、先の「整理の基本領域図」の領域の割合をどうするか?
そういう方向で見つけると分かりやすいでしょう。
そして、一番大事なことは、自分が(家族と)どういう生活をしたいか?
これには、前回の記事で話した「ライフステージ」も考慮します。
理想の部屋、理想の生活、そして目指すタイプは人それぞれです。
まとめ
どのように部屋を片付けるか?
片付けのタイプを
- ミニマリストタイプ
必要なモノだけを所有する合理的なタイプ - 収納上手タイプ
収納テクニックがあって、いつでも必要なモノが取り出せる収納ができるタイプ - 片付け苦手タイプ
何かするたびにモノを探さないといけないタイプ
3つ解説しました。
これらを参考に、あなたの家族構成やライフステージを考慮しながら、理想の生活をイメージしましょう。
そして、具体的な片付けのコツについては下記記事で紹介しています。