「 私は、ズボラで片付けが苦手 」って方に朗報です。
実はズボラの方が部屋の片付けに向いているんですよ。
あなたが、もしズボラと自負しているなら「片付けの才能」を持っています。
前回は「片付けるマインド」が付けば自動的に片付くという話をしました。
マインドとかいうと、几帳面な性格でないと片付かないと思われがちですが、実はそうではないのです。
今日は、そんな話をします。
目次
面倒だから改善する
面倒くさがりは片付けに不向きとかはあまり関係ありません。
世の中、面倒くさがりが改善して合理的なやり方を作っている場合が多いのです。
そもそも面倒だと感じるのは、その作業が合理的でないと感じている証拠。
ほとんどのヒット商品、例えば「ルンバ」や「スマホ」などは面倒なことを解決したことで売れています。
これらを開発するのに、不便さを感じない人たちではできないでしょう。
「面倒だな、何とかならないか」「こうだったらいいのに」という発想が改善や開発の原動力になるんですね。
ということで、片付けに関しても面倒だから合理的な整理方法や収納方法が考えやすいということもあります。
私はズボラだから片付けられないという考えは捨ててくださいね。
では、面倒くさがりのいい部分を見てみましょう。
- 楽をしようとする
- 動き出すと、行動が早い
- 判断が早い(あまり悩まない)
- こだわりすぎない
これらをプラスの方向に向けると「面倒くさがり」は最強です。
”楽をしようとする”は先に話したように、改善のパワーになります。
後の3つを見てみましょう。
動き出すと行動が早い
面倒くさがりの人は、その気になって動き出すと行動が早い人が多いです。
基本的に、早くコトを終わらせたいので…
ですから、初めにその気になるということが課題ですね。
判断が早い(あまり悩まない)
そして、考えるのが面倒くさいので、判断も早い傾向にあります。
ある程度、方向性が固まってきたら判断の速さが大きな武器になります。
で、”こだわりすぎ”ない”については、次の章で詳しく話します。
こだわりすぎない
几帳面な人は徹底的にこだわった整理収納ができるでしょう。
でも多くの人は、それでは行き詰ったり、継続できなかったりします。
逆に面倒くさがりの人は、こまかなこだわりが少ない。
なので、シンプルに合理的に考えることが出来るという強みがあります。
片付け初心者が、いきなり”きれいに完ぺきに収納されたスペース”を見たら、
「これ、私に無理!」
と思っちゃうんではないでしょうか。
こだわりって難しくて、こだわりすぎは物事を複雑にしてしまうんです。
万人が継続できる片付けは、いかにシンプルに”手間をかけないか”
ということが大事です。
スキマ時間で片付けるには
こういったズボラの特徴を生かし、スキマ時間を利用した時短片付け方法5ステップ
- 片付けを使用頻度の高いものに限定する
- モノを捨てる基準を決めておく
- 収納場所を決める
- セットで使うものはトレーやかごにまとめて収納
- 1つ買うときは、1つ処分する
このステップを実行すれば、だれでも簡単に部屋を片付けることが出来るのです。
順番に解説します。
片付けを使用頻度の高いものに限定する
部屋を一番散らかすのは、毎日使うものなんです。
なので、使用頻度の高いものを片付けておけば部屋は散らかりません。
モノを捨てる基準を決めておく
片付けで一番難しいのが捨てるものを決めること。
そして、捨てることは究極の片付け法です。
1年以上使っていないモノとか、これまた見るかもという雑誌や書類で見ていないモノとか、捨てる基準を決めておきましょう。
収納場所を決める
収納場所があいまいだと、置きやすい場所に置きっぱなしになります。
きっちりと収納場所を作って決めておきましょう。
収納場所は、使う場所で取り出しやすいところに作ります。
セットで使うものはトレーやカゴにまとめて収納
これは裁縫箱や工具箱の発想ですね。
一緒に使うものは、セットにしてトレーやかごなどに入れて収納し、トレーやカゴごと移動しそのまま戻す。
これ、非常に便利です。
1つ買うときは、1つ捨てる
この考え方は大事で、例えば靴を1足買うなら1足捨てる。
こうすることでモノは増えないし、買い物に慎重になります。
捨てることでモノを大事にする習慣が付きます。
まとめ
今回は、ズボラが片付けに向いているということと、その特性を生かしたスキマ時間での片付け法を
- 面倒だから改善する
面倒だと感じることは、改善のパワーになる - こだわりすぎない
こだわりすぎないことは、シンプルに物事を考えられる - スキマ時間で片付けるには
使用頻度の高いものに集中する、そしてセットにする
について解説しました。
要するに、ズボラだからこそできる「片付け方法」があるということですね。
とはいえ、片付けの本質は「モノを大切にする」「自分の価値観やライフスタイルを考える」というところにあるので、その辺の発信をしていきたいと思います。