これで解決、部屋をスッキリさせる「3つのゾーニング」とは?



スッキリした部屋で快適に生活したい。
でも実際は、
「部屋がスッキリと片付かない」
「使い勝手が悪い」

と、お悩みの方、多いんじゃないでしょうか?
これは、部屋のゾーニングができていないからなんです。
じゃあ、どうやってゾーニングするのか?

について、部屋がスッキリ片付かない方のために3つのゾーニングを紹介します。

生活行為別ゾーニング

一番大きな生活行為別のゾーン分け3つ

  1. 公的生活ゾーン
  2. 私的生活ゾーン
  3. 家事的生活ゾーン

順番に解説します。

公的生活ゾーン

食事や団らんをしたり、お客様をもてなしたりと家族やお客様のための公的生活行為を行うゾーンです。
家族みんなが利用するので、家族構成を考えた使い勝手が求められます。

普通は、このゾーンが一番広くなるんじゃないでしょうか。

私的生活ゾーン

睡眠や着替え、本を読んだり、勉強したりと私的生活行為を行うなゾーンです。
ただし、乳児や介護が必要な方の着替えなどは家事的生活行為の側面もあります。

家事的生活ゾーン

炊事や掃除、洗濯など家庭生活に必要な行為を行うゾーンです。
もっとも機能性が求められるゾーンとなります。


以上3つのゾーンですが、自分の家で考えて見てください。
キレイにゾーンが分かれていなんじゃないでしょうか。

ちなみに私の家は分かれていません。
どうしても、重なるゾーンができますよね。

それはいいんです。
ですが、できる限りきっちりゾーニングできた方が、機能的な収納ができます。
そして、ゾーニングが出来たら、動線を考えて大まかな収納場所を決めていきましょう。

人別ゾーニング

次に人別ゾーニングですが、これはわかりやすいですよね。
例えば、クローゼットを夫婦で使うなら、夫用、妻用というふうに左右でゾーンを分けるなどです。
子供も共有するスペースは、上下も身長に合わせてゾーン分けするとよいでしょう。

この人別ゾーニングは、先ほどの生活行為別で私的生活ゾーンがキレイに分かれていれば、あまり考える必要がありません。

■ 人別ゾーニング例

クローゼット(夫と妻兼用)のゾーニング例

クローゼットは、非常に便利な収納スペースなので、いろんなものを入れてしまいがちです。
しかも、とりあえず入れてそのままになってしまうというケースが多のがクローゼット。

とはいえ、中段のベストポジションがハンガーポールで占めており、衣料中心の収納になります。
で、ここは用途別より人別収納に向いています。

左右に分けて、縦にゾーニングすると有効にスペースが使えます。
特にクローゼットは両開き扉が多いので、縦のゾーニングにすると扉を全開にしなくてもモノが取り出せるので能率的です。

  左側 真ん中 右側
上段棚 シーズンオフ衣料や小物、アルバムなど思い出の品など

中段
ハンガー
ポール

扇風機、ヒーターなど背の高いモノや重いモノ

妻用服類ハンガー 夫用服類ハンガー
下段 妻用衣類、小物(引出し収納) 夫用衣類、小物(引出し収納)

用途別ゾーニング

用途別ゾーニングは、食器棚、冷蔵庫、クローゼット、玄関収納などあらゆるところで使われます。
収納場所は、使う場所に作るが基本です。

ですから、用途や利用状況はよく観察して収納場所を決めることが大事。

■ 場所による用途別ゾーニング例

キッチン周りのゾーニング例

キッチン周りは、家事的生活ゾーンで特に機能が優先されるスペースです。
水まわり、作業台、火まわりと用途がはっきり分かれるので、用途別ゾーニングには適しています。

上下のスペースは、中段は使用頻度の高いモノ、下段は重たいものなど、上段の吊戸棚は使用頻度の低いモノを収納します。

  水まわりゾーン 作業台ゾーン 火まわりゾーン
上段
【シンク上吊戸棚】
水筒、保存容器、普段使わない弁当箱、シーズン物、ストック品など
【作業台上吊戸棚】
来客用ポット、調味料ストック、すし桶など

 
中段
【シンク下収納】
ザル、ボール、ピッチャー、計量カップ、包丁
など
【作業台下収納】
お箸、スプーン、フォーク、ナイフ、しゃもじ、計量スプーン等
【コンロ下収納】
フライパン、鍋、お玉など


下段 【シンク下収納】
ガラス製ボウル、すり鉢、すりこぎ棒など
【作業台下収納】
醤油、酒、砂糖、みりん、油など
【コンロ下収納】
ホットプレートやカセットコンロなど

まとめ

 部屋をスッキリさせるゾーニングについて

  • 生活行為別ゾーニング
    公的、私的、家事的生活ゾーンを考える
  • 人別ゾーニング
    クローゼットなどは、人別に縦のゾーニングが適している
  • 用途別ゾーニング
    キッチンなど、スペースの用途がはっきりしている場合は、用途別ゾーニングが適している

の3つを紹介しました。

要するに、家全体やそれぞれのスペースに適したゾーニングをすれば、すっきりと片付いて散らからないということです。
あなたの家族構成や生活スタイル、行動パターンをよく観察して適切なゾーニングをしましょう。

では、また