ブログやSNSでスマートな記事が書けない。
「自分には文章力がないのではないか」
とお悩みの方、実は「文章力がない」というのはセンスではなく原因があります。
そこで、この記事では文章力について解説し、魅力的な記事を書くためのコツをお伝えします。
目次
語彙力(ごいりょく)を高める
語彙力とは、単語の知識やそれを使いこなす能力。
語彙力が低いと、自分の感情や情報が的確に相手に伝わりません。
要するに、文章の材料になる部分です。
なので、語彙力を高めることは文章力を高める上で必要不可欠です。
文章を読み書きしよう
語彙力を高めるのに最も効果的なのは、文章をたくさん読み書きすることです。
ネット時代になり、情報はあふれているんですが、隅々まで文章を読む習慣が薄れています。
また、メールやLINEなどの普及で、しっかりした文章を書く機会も減りました。
そのことが、語彙力の低下に影響しているのでしょう。
実際、私自身も体感しています。
そこで、まずは新聞や本、Webの記事など文章をたくさん読みましょう。
言葉の意味を調べよう
そしてわからない単語や言葉が出てきたら、意味を調べましょう。
文章を読む機会が増えると、わからない単語や言葉に遭遇する機会が増えます。
それを調べることで、さらに語彙力が高まります。
また、語彙力診断アプリなんかを活用するのもよいでしょう。
文法力をつける
文法については、正直こまかなことを意識しすぎる必要はないと思っています。
ただし、以下の3点は意味を伝える上で重要ですので解説します。
主語と述語のねじれをなくす
「彼の役割は、バーベキューの後、火を消して炭を片付けます」
この文章なんかおかしいですよね。
主語「彼の役割は」述語「片づけます」主語と述語がねじれています。
正しくは「彼の役割は、バーベキューの後、火を消して炭を片付けることです」
ねじれをなくすには、一文を短くすることと、主語と述語を近づけることが効果的です。
主語と述語のねじれについては、こちらの記事で詳しく解説しています。↓
修飾語と被修飾語を近づける
「白い大きな家で飼われている猫」
この文章は家が白いのか、猫が白いのかわかりづらいですよね。
「白い」「大きな」「飼われている」が修飾語ですが、修飾語は被修飾語の直前に置くのがルールです。
もし白い猫と言いたいのであれば、
「大きな家で飼われている白い猫」が正解です。
ちなみに「大きな家で飼われている白くて太っていて毛が長い猫」
この文章も違和感ありますね。
修飾語は、できるだけ短く的確に、そして被修飾語の直前に置くのが鉄則です。
接続詞をうまく使う
「午後から雨だ、だから傘を持っていこう」
このように、前が理由で後が結論の場合「順接」の接続詞を使います。
順接の接続詞
だから、それで、そのため、このため、そこで、したがって、ゆえに など
「午前中は雨だった、しかし午後からは快晴だ」
このように、前の事柄と逆の結果を示す場合は「逆接」の接続詞を使います。
逆接の接続詞
しかし、しかしながら、が、だけど、けれども、ところが、なのに、それなのに など
「この店のカレーはおいしい、かつ価格が安い」
このように前の事柄に後の事柄を並べる場合「並列」の接続詞を使います。
並列の接続詞
また、および、かつ、ならびに、同じく など
その他
■ 選択
または、それとも、もしくは など
■説明
なぜなら、というのも、なぜかというと など
■ 言換え
つまり、すなわち、要するに
■ 結論
このように、以上のように、いずれにせよ など
以上のように、主なものを上げましたが、接続詞をうまく使うことで伝わりやすい文章になります。
接続詞の使い方についてはこちらの記事で解説しています。↓
文章の構成を考える
最後に文章の構成ですが、実はここがもっとも重要です。
結論から言いますと、「型」にはめて書いてしまえば、最低限の「語彙力」と「文法力」で読者に最後まで読んでもらえる文章になります。
文章のゴールが決める
まずは文章のゴールを決めます。
ゴールってなんだ?ってことですが、読者に文章を読んでもらってどうなって欲しいか、どうして欲しいかということです。
ゴールがはっきりしていないと、文章の方向性が定まりません。
なので、初めにゴールを決めてください。
文章の流れをつくる(定番の「型」を使う)
ゴールが決まったら、ゴールに向けて文章の流れを作ります。
スムーズな文章を作るために、定番の「型」があるので紹介します。
いくつもの「型」があるのですが、まずは下記の2パターンを覚えておきましょう。
■ PREP法
これはブログでは定番中の定番の型です。
結論→理由→具体例→結論の順番に構成します。
結論:○○するには△△です。
理由:なぜなら○○は~だからです。
具体例:例えば、~などです。
結論:ということで○○するには△△が最適だと言えます。
結論を先に述べるので、読者が安心して先に進みやすい構成です。
■ 三段構成
論文など幅広い文章に対応できる基本的な型です。
序論→本論→結論の順番に構成します。
文章の内容に応じて複数のパターンがあります。
詳しくは、別の記事で解説しています。↓
まとめ
文章力をつけて、魅力的な記事を書くコツについて
という三つのステップを解説しました。
つまり、文章力はセンスではなく「ルール」と「型」を学べば、誰でも上達します。
文章の勉強方法については、下記記事で紹介していますので参考にしてください。
文章をたくさん読んで、分からない言葉を調べる。
主語と述語のねじれをなくす。
修飾語と被修飾語を近づける。
接続詞をうまく使う。
文章のゴールを決めて、定番の「型」を使う。